2021年06月12日
今回ご紹介するのは、中無田閘門(なかむたこうもん)です。
昭和初期の加勢川改修に伴い、加勢川下流に六間堰(ろっけんぜき)ができたことで、有明海との船の行き来ができなくなりました。そこで、加勢川と緑川を結び、安全に海との行き来ができるように造られたのが中無田閘門です。水位が異なる2つの川の水量を門内で調整することで、船の行き来を可能にしています。
地元では”天明ミニパナマ運河”の愛称で親しまれています。
取材時、アポなしで訪れたにもかかわらず、管理されている方に門の開閉をお願いしたところ、特別に操作してくださいました。
閘門は日本に数多くあれど、木製の門扉は日本でここだけ!
コロナ収束後、実際に足を運べば、熊本にもこんなところがあったのかときっと驚くはずです。