2020年10月01日
水の科学館では、9月20日(日)に「水辺の生き物と歴史散策会」を開催しました。
講師に熊本博物館の清水稔学芸員と、くまもと水守の北川進氏をお招きし、近隣の八景水谷公園に生息する生き物や歴史について学びました。
最初に館内でマムシや蜂などの危険な生き物に遭遇した際の対処方法についてレクチャーを受けた後、虫取り網と虫かごを各自で持って科学館を出発しました。
散策を開始してすぐに、公園で発見した数種類のトンボや蝶、蛾などの名前や生息域、特徴などについて説明がありました。他にもハスの名前の由来(ハスの花托(かたく)の外観がハチの巣に似ていることからハチスが訛ってハスとなった)や、池に生息していたカダヤシを捕まえて在来種のメダカと外来種のカダヤシの特徴や見分け方などを教えていただきました。また、清水先生が経験された生き物についてのおもしろいエピソードもあって、参加者はみんな興味深く先生の話に耳を傾けていました。
中盤に入ると、水守の北川氏にバトンが代わり、昭和30年代の八景水谷公園の写真を使って、当時、地下水が豊富で自噴していた頃の様子を説明されたほか、敷地内に設置してある加藤清正公の塑像を前にして、市内に設置してある清正公の数や場所などの紹介もありました。
あっという間に時間は流れ、参加者からは
「いっぱい勉強できて楽しかった。」
「公園に生息するたくさんの生き物を見ることができて良かった。」
など大好評でした。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
そして、講師の清水様・北川様お疲れさまでした。